高さ3メートル超の「スーパーブラックサンダー」も登場
有楽製菓は、同社のチョコレート菓子「ブラックサンダー」における初の工場見学施設「ブラックサンダー ワク ザクファクトリー」を5月27日からオープンしている。場所は、同ブランド誕生の地である愛知県豊橋市の豊橋夢工場内。かねてより要望の多かった工場見学を、2024年12月に増設された豊橋夢工場第2工場に見学者通路を設けることで実現した。年間10万人の来場を目標に掲げる。あわせて、工場見学通路に隣接する形で直営店もリニューアルオープンした。
製造ラインに並行して設置された工場見学通路
企画は、ブラックサンダー発売30周年を記念し、1年間で30の企画を展開するプロジェクト「ブラックサンダー 30の楽雷」の一環。同商品は1994年に誕生し、製造工程を一般公開するのは今回が初となる。施設名は、社内公募129件の中から選出された。
関連記事
「ブラックサンダー ワク ザクファクトリー」は全9エリアで構成されている。エントランスには、通常のブラックサンダーの300倍以上の大きさを誇る、高さ3メートル超の「スーパーブラックサンダー」を設置。ビスケットの断面のゴツゴツ感もリアルに再現されており、4カ所に設けられた顔出しパネルで記念撮影も可能だ。
経営品質部の牧宏郎係長は「ブラックサンダーらしいインパクトを持たせた内容として検討した」と話した。
来場者がブラックサンダーの具材の一部になったような体験ができるプロジェクションマッピングも用意。湾曲した壁面と床面に映し出される工場映像に囲まれながら、製造工程を疑似体験できる。
工場見学通路は、製造ラインに並行して全長約71.5メートルにわたって設けられており、14カ所の窓から製造の様子を見学できる。通路にはブラックサンダーに関するクイズなどの展示も用意した。